トラックメーカーのいすゞ自動車は、スウェーデンのボルボとトラックの分野で提携し、ボルボの子会社のUDトラックス、旧「日産ディーゼル工業」を買収することで合意しました。
これは両社が記者会見で発表しました。
それによりますと、いすゞ自動車はボルボとトラックの分野で提携します。自動運転や電動化などの次世代の技術開発で協力するほか、日本やアジアを中心とした海外で大型トラック事業の強化を検討するとしています。
また、いすゞは、ボルボの子会社で日本のトラックメーカーのUDトラックス、旧「日産ディーゼル工業」のすべての株式を取得し、買収することで合意しました。来年末までに手続きを終える予定で、株式も含めたUDトラックスの事業価値はおよそ2500億円と見込んでいます。
いすゞは去年、トヨタ自動車との資本提携を解消したばかりですが、自動運転などに強みをもつボルボとの提携によってトラックの分野で次世代の技術開発を加速させたい考えです。
記者会見で、いすゞの片山正則社長は「100年に1度の変革期を乗り越えるためには商用車メーカーとの協業が最も効率的だと考えた」と話し、ボルボ・グループのマーティン・ルンドステットCEOは、「あらゆる分野で幅広い協業を進めてたい」と話しました。
-- NHK NEWS WEB