「餃子の王将」を展開する会社の社長が京都市の本社前で拳銃で撃たれて殺害された事件は未解決のまま19日で6年になります。遺族は「事件を風化させることなく、広く情報提供を呼びかけていきたい」と訴えています。
6年前の平成25年12月19日の早朝、京都市山科区にある「餃子の王将」を展開する会社の本社前で、社長の大東隆行さん(当時72)が、至近距離から拳銃で撃たれて殺害されました。
これまでの捜査で、現場近くで見つかったタバコの吸い殻から検出されたDNAの型が福岡県の暴力団組員のものと一致したことがわかっていますが、事件への関与を示す証拠はなく、大東さんとの接点も確認されていません。
事件に関する情報提供もこの1年は30件ほどにとどまり、捜査は難航しています。
事件から6年となるのに合わせて大東さんの長男の剛志さんはコメントを発表し、「寒空の下、凶弾に倒れた父の無念はいかばかりであったろうと思います。人々の関心が確実に薄れていることを感じています。事件を風化させることなく、1日も早い解決を願い、広く情報提供を呼びかけていきたい」と訴えています。
-- NHK NEWS WEB