民進党の蓮舫代表は、連合に加盟する「基幹労連」の幹部と、原発を含めたエネルギー政策をめぐって会談し、見直しに向けた党内の検討状況を説明して、理解を求めました。
民進党は、原発を含めたエネルギー政策を、安倍政権との対立軸として明確に示したいとして、原発の稼働をゼロにする目標の時期を、これまでの「2030年代」から「2030年」に、事実上前倒しし、法案化する方向で検討を進めています。
こうした中、蓮舫代表は、鉄鋼や重工メーカーなどの労働組合で作る「基幹労連」を訪問して、工藤委員長らと会談し、エネルギー政策の見直しに向けた党内の検討状況を説明して、理解を求めました。
会談後、蓮舫氏は記者団に対し、「これまでの経緯と、これから議員の意見も聞いていくということを説明して、協力を要請した。丁寧な意見交換ができた」と述べました。
蓮舫氏としては、来月の党大会で、新しいエネルギー政策を打ち出したい考えですが、最大の支持団体の連合の一部からは、見直しに慎重な意見も出ていることから、直接、連合に加盟する団体に出向いて説明することで、反発を和らげたいという狙いがあるものと見られます。
-- NHK NEWS WEB