貧困の撲滅や教育の普及など国連が定めた開発目標=SDGsを達成するため、政府は次世代の若者を新たな担い手と位置づけ、教育や啓発を充実させる方針です。
SDGsは国連で4年前に採択された2030年までの開発目標で、貧困や飢餓の撲滅、すべての人に教育や医療を普及すること、環境保全などを掲げ、各国が実現に取り組んでいます。
政府は実施指針を3年ぶりに改め、持続可能な社会の目標達成に向けて次世代の若者を今後の議論の中核を担う存在に位置づけました。
外務省によりますと、スウェーデンの活動家、グレタ・トゥーンベリさんら若い世代の発信が環境問題など地球規模の課題への対策に影響を及ぼしていることも背景にあるということです。
また、実施指針には環境に配慮した活動を重視する企業への投資を促すことも盛り込まれました。
政府は若者への教育や啓発を充実させるなど、目標達成に向けた取り組みを進める方針です。
-- NHK NEWS WEB