IT大手ヤフーの持ち株会社とLINEは来年10月に経営統合することで最終合意したと発表しました。両社は来年3月の株主総会での承認を経て統合を進めることにしていて、さまざまなインターネットサービスを一手に担う巨大グループが生まれることになります。
発表によりますと、ヤフーの持ち株会社のZホールディングスとLINEは23日、それぞれ取締役会を開き、来年10月に経営統合することで最終合意しました。
統合は段階的に進められ、まず来年3月に双方が株主総会を開き、株主の承認を得ることにしています。
そして双方の親会社にあたるソフトバンクと、韓国のネイバーがおよそ3700億円を投じてLINEの株式の公開買い付けを行い、LINEの上場は廃止されます。
最終的に来年10月にはソフトバンクと韓国のネイバーが50%ずつ出し合う会社の傘下にZホールディングスを置き、ヤフーとLINEを子会社にするということです。
統合が実現すれば検索やSNS、ネット通販、金融など、さまざまなインターネットサービスを一手に担う、巨大グループが生まれることになります。
両社は日本やアジアの顧客基盤をもとに世界をリードする企業を目指すとしていて、アメリカや中国の巨大IT企業に対抗できる存在感を示せるかが問われそうです。
-- NHK NEWS WEB