15日の東京株式市場では、アメリカの原子力事業で7000億円を超える損失を計上する見通しを明らかした東芝の株式への売り注文が膨らんで、東芝の株価は8%余り値下がりして取り引きを終えました。
15日の東京株式市場では、東芝の株式に売り注文が集中し、終値は14日よりも20円10銭、率にして8.74%下落して209円70銭でした。
東芝の株価はこの2日間で40円余り、率にしておよそ16%下落しました。
市場関係者は「半導体事業と原子力事業の2つの主力事業を見直す財務基盤の強化策がきのう示されたものの、投資家の間では東芝の経営の先行きへの不透明感が払拭(ふっしょく)できない状態が続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB