国内最大級のファッション通販サイトを運営するZOZOの創業者で前の社長の前澤友作氏が千葉県館山市にふるさと納税として、20億円を寄付したことが明らかになりました。
これは25日、寄付を受けた千葉県館山市が発表したものです。
それによりますと24日、前澤氏が新しく社長を務めている会社から連絡があり、前澤氏から館山市の「観光振興に関する事業」を使いみちとして20億円が寄付されたということです。
前澤氏は千葉県出身で、ことし9月には台風15号で被災した館山市を含む周辺の3市1町に対し、台風災害の復旧復興に向けてそれぞれ1000万円ずつ、合わせて4000万円を寄付していました。
館山市の昨年度のふるさと納税の総額は、2億4000万円余りだったということで、今回の前澤氏のふるさと納税の20億円という額は、その8.3倍に当たります。
館山市では、ふるさと納税の返礼品として、特産のハムやふかひれなどを用意していますが、前澤氏は、返礼品の受け取りは断ったということです。
前澤氏は「館山市は地域資源が豊富で、高いポテンシャルがあると感じている。地域活性に向けふるさと納税を活用し応援したいです」とコメントしています。
また、館山市の金丸謙一市長は「今後の地域振興のために大変ありがたい。今後有効活用を検討していきたい」と感謝しています。
-- NHK NEWS WEB