かんぽ生命の保険の不適切な販売問題で、金融庁は、かんぽ生命と日本郵便に対して3か月間、一部業務の停止を命じる方針を固め、25日、会社側に通知しました。内部の管理体制に重大な問題があったと判断し、経営責任の明確化も求めることにしています。
この問題で、金融庁はかんぽ生命と日本郵便に立ち入り検査をした結果、ノルマの達成が過度に重視されていたほか、経営陣も現場の不適切な販売の実態を十分に把握していないなど内部の管理体制に重大な問題があったと判断しました。
そして、かんぽ生命と日本郵便に対して、3か月間、新規の保険販売の業務を停止する方針を固め、25日、両社に通知しました。親会社の日本郵政に対しても業務改善命令を出す方針です。
金融庁はこの方針に対する会社側の弁明を聞いたうえで、27日、処分を出すことにしています。
処分では各社に経営責任の明確化も求める方針です。
-- NHK NEWS WEB