大手電機メーカーのソニーと大手電子部品メーカーの村田製作所は、パソコンなどに使われるリチウムイオン電池の事業を、ソニーが村田製作所に売却する時期について、海外で法律上の審査に時間がかかっているため、ことし7月上旬まで3か月延期すると発表しました。
ソニーは、世界で初めてリチウムイオン電池の商品化に成功しましたが、韓国メーカーをはじめとする海外メーカーとの激しい開発競争で、最近は、業績の低迷が続いていました。
このため、ソニーは、リチウムイオン電池を活用してエネルギー事業の強化を進めようとしている村田製作所に、ことし4月上旬をめどに事業を売却することにしていました。
しかし、ソニーと村田製作所は、15日生産や販売の拠点のある海外で、日本の独占禁止法に当たる法律上の問題がないかなどを調べる審査に時間がかかっているとして、7月上旬まで3か月延期すると発表しました。
-- NHK NEWS WEB