来年卒業する大学3年生などを対象にインターンシップを行った企業の割合は、前の年の同じ時期を上回る6割余りに上ることが、人材サービス会社の調査でわかりました。
調査は、人材サービス会社のリクルートキャリアが去年12月からことし1月にかけて行い、1229社から回答を得ました。
それによりますと、新卒採用を行っている企業のうち、今年度大学3年生などを対象に仕事を体験してもらうインターンシップを行った企業は、64.9%に上り、前の年度の同じ時期を9.4ポイント上回りました。
1回当たりの期間は、「1日」が37.9%と最も多く、次いで「3日以上1週間未満」が27.1%などとなっていて、短い期間に行う傾向が強まっているということです。
リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎仁美所長は、ことしも企業の採用意欲が高く、「売手市場」になるとしたうえで、「中小企業を含めてインターンを実施する企業のすそ野が広がっている。業界や職種を理解してもらい就職先として視野に入れてもらうため重要性が増している」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB