ヨーロッパの株式市場では2日、ことし初めての取り引きが行われ、世界経済の先行きへの安心感から株価は値上がりしました。
2020年最初の取り引きとなった2日のヨーロッパの株式市場は、前日に中国の中央銀行が景気対策を打ち出したことなどを好感する受け止めが広がり、幅広い銘柄で買い注文が膨らみました。
この結果、主な市場の株価指数の終値は年末と比べてパリ市場でおよそ1.1%、ドイツのフランクフルト市場でおよそ1%、ロンドン市場で0.8%、それぞれ値上がりしました。
市場関係者は、「中国の景気対策に加えて、米中の貿易交渉の正式な合意署名が今月15日に決まったことも株価を押し上げた。ヨーロッパの株式市場に資金の流入が続いており、ことしの株価は堅調に推移しそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB