ボージョレの帝王と呼ばれ、フランス産ワインの新酒、ボージョレ・ヌーボーを日本にも広めたとされるフランスのワイン醸造家、ジョルジュ・デュブッフさんが脳出血のため亡くなりました。86歳でした。
ジョルジュ・デュブッフさんはフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区でその年に収穫されたぶどうを使ったワインの新酒、ボージョレ・ヌーボーを世界的に有名なワインにしたことで知られ、日本にも広めたとされています。
デュブッフさんは1950年代にワインの醸造家でつくる組合を設立し、地元のワインの販売を促進する手助けを始めました。
1964年には自身のワイナリーを開き、製造過程を厳しく管理するなど品質にこだわったワインを製造。1980年代にはミシュランで星を獲得しているレストランの関係者などを招いたワイン祭りを開くまでになり、自身の息子に会社を託したおととし、2018年には製造・販売するワインは年間3000万本に上りました。
デュブッフさんは4日、フランスの自宅で脳出血のため亡くなりました。86歳でした。
デュブッフさんが立ち上げた醸造メーカーの傘下にある会社の社長は「鼻がよく効き、直感的で、常に先を行く人だった」などと述べて、デュブッフさんの死を悼んでいます。
-- NHK NEWS WEB