ラーメンチェーンの「幸楽苑」を運営する会社は、去年10月の台風19号の影響で売り上げが大幅に減少し、利益を確保できる体制を整える必要があるとして、51店舗を閉店すると発表しました。
ラーメンチェーンを運営する「幸楽苑ホールディングス」は、台風19号で麺類やスープを製造する福島県郡山市の基幹工場が被災し、東北や関東・甲信越の合わせて244店舗で一時休業を余儀なくされました。
このため去年10月の売上高は、前の年の同じ月に比べて30%余り減少したということです。
会社では利益を確保できる体制を整えるため、全国の478店舗のうち、収益が低い51店舗をことし4月までに閉店すると発表しました。
内訳は、東海地方が27店舗、関東地方が14店舗、東北地方が5店舗などとなっています。
このうち30店舗は、先月のうちに閉店したということです。
幸楽苑ホールディングスは、今回の閉店で店舗数は減少するものの、広告費や物流費などの経費を削減できることから収益は向上すると話しています。
-- NHK NEWS WEB