中央アルプスの千畳敷カールに向かう「中央アルプス 駒ヶ岳ロープウェイ」は支柱にゆがみが見つかり、長野県駒ヶ根市にある運行会社は当面運休することを決めました。
「中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ」は標高2600メートル余りの中央アルプスの千畳敷カールなどに向かうロープウエ−で、観光客や登山客など年間およそ20万人が利用します。
ロープウエーの運行会社によりますと、今月1日に行った点検でゴンドラの上部にある滑車の一部に傷が見つかり、その後、専門業者が調べた結果、6本ある支柱のうち1本にゆがみが見つかったということです。
このため運行会社ではロープウエーを運休し、山頂駅の近くにあるホテルも営業を休止しました。
運行会社によりますと支柱は雪崩などによる雪で変形した可能性があり、修復には雪がない状態で2か月ほどかかるということです。
今のところ再開のめどは立っておらず、会社では3月までの予約について取り消しの連絡を進めることにしています。
運行会社の中央アルプス観光は「安全を確保したうえで1日も早い再開に努めたい」としています。
-- NHK NEWS WEB