週明け6日のニューヨーク株式市場は値下がりして取り引きが始まりましたが、原油価格の上昇を背景にエネルギー関連企業などに買い注文が出て、ダウ平均株価は一時値上がりに転じるなど、先週末の終値付近まで値を戻しています。
週明けのダウ平均株価は、中東情勢の緊張の高まりから先週末に比べて200ドル以上値下がりして取り引きが始まりましたが、その後、買い注文が優勢になり、一時値上がりに転じました。
これは原油価格の上昇を背景にエネルギー関連企業の株が買われていることや、IT関連株が好調な値動きをしていることによるものです。
市場関係者は「原油価格の急上昇も止まり、為替も落ち着くなど、リスクを回避する動きが一巡したようにも見える。市場では、中東情勢をめぐるアメリカとイランの発言などから全面的な衝突は避けられるのではないかという見方も出ている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB