週明け6日のヨーロッパの株式市場は中東情勢の緊迫化への警戒感から幅広い銘柄が売られ、株価は値下がりしました。
6日のヨーロッパの主な株式市場ではリスクを避けようという動きが出て、取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が膨らみました。
午後になって下げ幅は縮まったものの、結局、主な市場の株価指数の終値は先週末と比べて
▽ドイツのフランクフルト市場でおよそ0.7%、
▽ロンドン市場でおよそ0.6%、
▽パリ市場でおよそ0.5%、それぞれ値下がりしました。
一方、国際的な原油価格は、世界最大の油田地帯がある中東地域からの供給に影響が出ることへの懸念から高値が続いていて、ロンドンの市場では6日、北海産の原油の先物価格が一時、去年9月以来となる1バレル=70ドル台まで上昇しました。
市場関係者は「原油の重要な輸送ルートであるホルムズ海峡の周辺などで有事があれば、原油価格は急激に上昇するだろう」と話しています。
-- NHK NEWS WEB