去年11月、横浜市の駅で、電車が発車した直後に、ドアを手動で開けるための車内の非常用レバーを操作して停止させたとして、25歳の会社員の男が逮捕されました。「電車が遅れたので、腹いせでやった」と供述しているということです。
逮捕されたのは横浜市中区の会社員、吉田基泰容疑者(25)で、警察によりますと、去年11月、JR根岸駅で電車が発車した直後に「非常用ドアコック」という、手動でドアを開けるためのレバーを操作して停止させたとして、威力業務妨害の疑いが持たれています。
ドアコックが操作されたため、運転士が直ちにブレーキをかけて電車を止めおよそ8分の遅れが出たということです。
手でドアを開けて立ち去ったということですが、ICカードの記録や防犯カメラの映像などから関わった疑いがあることがわかったということです。
調べに対し容疑を認め、「電車が遅れたので、腹いせでやった」と供述しているということです。
同じ時期にJR桜木町駅などでも「非常用ドアコック」が操作されるケースがあったということで警察は関連を調べています。
-- NHK NEWS WEB