1回だけのつもりで商品を購入したところ、実際には「定期購入」の契約で高額な代金を請求されたといった相談が急増しているとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。
国民生活センターによりますと、定期購入に関する相談は去年4月から先月までにおよそ3万4000件寄せられていて、前の年の同じ時期と比べておよそ2.3倍に増えているということです。
具体的には高校生が「お試し300円」というダイエットサプリメントをネット通販で注文したところ、4か月分の商品が届き、およそ4万円を請求されたケースや、「今なら100円」と書かれていた商品を1回だけのつもりで購入したところ、定期購入となっていて2回目以降はおよそ7000円の支払いを求められたケースなどがあったということです。
トラブルとなった通販サイトなどでは定期購入であることが小さく書かれていることが多く、スマートフォンの小さな画面では見落としやすいということです。また、解約しようとしても会社が応じなかったり、問い合わせの電話がつながらなかったりすることも多いということです。
国民生活センターは、商品を注文する前に定期購入が条件となっていないかしっかり確認するとともに事業者と連絡がとれない場合にはすぐに消費生活センターに相談するよう注意を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB