8日の東京株式市場、日経平均株価は、一時600円を超える値下がりとなりました。イランがイラクに駐留するアメリカ軍の拠点を狙って攻撃したことで、ほぼ全面安となりました。
8日の東京株式市場、日経平均株価は、午前の取り引きで一時600円を超える値下がりとなり、去年11月以来、1か月半ぶりに2万3000円を下回りました。
その後、値下がり幅はやや縮小し、日経平均株価、8日の終値は7日より370円96銭安い2万3204円76銭。
東証株価指数=トピックスは、23.65下がって1701.40。
1日の出来高は、14億5311万株でした。
これは、イランがイラクに駐留するアメリカ軍の拠点を狙って弾道ミサイルによる攻撃を行ったことで世界経済のリスクが高まることへの警戒感から売り注文が広がったためです。
ただ、イラン側がツイッターで「緊張の激化や戦争は望んでいない」などと投稿したことで、過度な警戒感はいったん落ち着き、午後の取り引きでは買い戻しの動きも出ました。
市場関係者は「トランプ大統領は、日本時間の今夜にも声明を発表するとしていて投資家はアメリカ側の報復がないかなど、情勢の変化に注目している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB