8日のニューヨーク株式市場は、アメリカがイランに対して新たな軍事行動を取る可能性は低くなったとして買い注文が広がり、ダウ平均株価は値上がりしました。また原油価格は値下がり、外国為替市場では円安となりました。
8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて161ドル41セント高い2万8745ドル9セントでした。
イランによる報復攻撃から一夜明けた8日のニューヨーク市場は、取り引き開始直後は慎重な値動きでしたが、トランプ大統領の演説を受けて、アメリカがイランへの圧力を続けながらも、新たな軍事行動を取る可能性は低くなったとして、買い注文が広がりました。
IT関連株の多いナスダックは、今月2日以来4営業日ぶりに最高値を更新しています。
また原油価格は大きく下落したほか、外国為替市場は円安となり、円相場は1ドル=109円台まで値下がりしました。
市場関係者は、「依然、中東地域の緊張は続いているが、トランプ大統領の抑制的とも言える演説内容を投資家の多くが歓迎した」と話しています。
-- NHK NEWS WEB