去年、茨城県の常磐自動車道で、あおり運転をしたあと男性を殴ってけがをさせたとして傷害などの罪で起訴された会社役員が、愛知県の新東名高速道路でも700メートルにわたってあおり運転をしていたとして、強要の疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、住所不定、会社役員の宮崎文夫容疑者(44)です。
警察によりますと、宮崎容疑者は去年7月、愛知県岡崎市の新東名高速道路の下り線の岡崎東インターチェンジ付近で、後続のトラックに対し蛇行運転や急ブレーキなどを繰り返し、無理やり時速9キロまで減速させた強要の疑いが持たれています。
宮崎容疑者は去年8月に、茨城県守谷市の常磐自動車道で、会社員の男性が運転する車にあおり運転をして無理やり止めさせたうえ、顔を殴ってけがをさせたとして先月、強要と傷害の罪で起訴されていました。
警察がドライブレコーダーの映像の分析を進めたところ、宮崎容疑者が常磐自動車道の事件と同じ車で、新東名高速道路でもおよそ700メートルにわたってあおり運転をしていた疑いが強まったということで9日、茨城県の警察署から愛知県に身柄を移して再逮捕しました。
調べに対し宮崎容疑者は「自分がやったことに間違いないと思う」と容疑を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB