モスバーガーを展開する「モスフードサービス」は、あらかじめ入金して買い物ができるプリペイドカードを誤って二重に発行し、重複したカードの利用者が互いに他人の入金分で買い物できるようになっていたと発表しました。モスフードサービスは重複して使われた金額を全額補償することにしています。
モスフードサービスによりますと、去年6月以降に発行したプリペイドカードについて、プラスチック製のカードと同じ番号を、スマートフォンのアプリに登録する別のカードに誤って付与する二重発行をしていました。
このプリペイドカードは、利用者があらかじめ入金して商品の購入に使えますが、重複して発行されたカードやアプリを持つ人が互いに他人の入金分を使っていた可能性があるということです。
会社によりますと、二重発行されたカードは9674枚あり、このうち1286枚のカードで入金や買い物の履歴が確認され、使われた金額はおよそ340万円にのぼるということで、モスフードサービスでは、全額、補償することにしています。
問い合わせは専用のフリーダイヤル0120−110−060で受け付けています。
モスフードサービスは、「今後、同様の事態が発生しないよう確認と管理を徹底します」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB