埼玉県内の私立中学校の入学試験が10日解禁となり、首都圏の中学受験シーズンが本格的に始まりました。
東京、神奈川、千葉、それに埼玉の1都3県のうち私立中学校の入学試験の解禁が最も早い埼玉県では10日、一般入試が始まりました。
このうち、さいたま市見沼区の栄東中学校では志願者が6200人にのぼり、会場には朝早くから大勢の受験生が集まりました。
そして、保護者と一緒に受験票などの持ち物を確認したり、学習塾の講師から激励を受けたりしたあと、試験に臨んでいました。
大手進学塾「栄光ゼミナール」によりますと、1都3県の私立中学のことしの受験生は、大学入試改革の影響から中高一貫校への関心が高まり、推計で5万1000人余りと去年と比べ4%増える見込みだと言うことです。
また、中学受験をする6年生は、平均で4.8校を受験するということで、受験日の早い埼玉県内の私立中学校を力試しに受験するケースが多いということです。
千葉県から来た男子児童は「お正月も模試を受けて勉強してきたので、その成果を出したいと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB