IT大手のヤフーは、セキュリティー対策を強化するため、長期間使われていないいわゆる「休眠ID」の利用を停止させることになりました。
ヤフーは、4年以上利用されていないIDについて、来月から順次、利用できなくします。
対象となるIDの所有者には事前にメールなどで知らせるということで、今月中にログインすれば、引き続き利用できるということです。
ヤフーでは、利用者がIDを取得することでメールやオークションなどのサービスを利用できるようになっていて、1か月間にログインされるIDの数は5000万件を超えているということです。
しかし、長期間使わないと、不正アクセスを受けても利用者が気付きにくく、乗っ取りなどの被害を防ぐことが難しくなるとして、休眠IDを停止することにしました。
大手IT企業では、楽天が利用者のログインの状況を24時間体制で監視し、希望者に対してはログインされたことをメールで知らせるサービスを行っていて、各社ともセキュリティー強化の取り組みを求められています。
-- NHK NEWS WEB