国産ウイスキーの人気の高まりで原酒の在庫が不足していることからニッカウヰスキーは、主力商品の「竹鶴」のうち、ラベルに熟成年数が入った3種類のウイスキーの販売をことし3月末で終了することになりました。
ニッカウヰスキーによりますと、販売を終了するのは、「竹鶴」の4種類のうち、「17年」「21年」「25年」とラベルに熟成年数が入った3種類のウイスキーです。
理由について、会社では、このウイスキーの人気が国内だけでなくイギリスやフランスなどヨーロッパで予想以上に高まったことで、長期間の熟成を必要とする原酒の在庫が不足し、供給が追いつかなくなったとしています。
一方、ラベルに熟成年数が入っていない「竹鶴ピュアモルト」については、同じ時期にリニューアルして販売を続けることにしています。
会社では、来年にかけて北海道余市町と仙台市にある蒸留所におよそ65億円を投じて生産設備を2割程度増強し、原酒不足を補いたいとしています。
-- NHK NEWS WEB