14日午後、島根県出雲市の運送会社に刃物のようなものを持って押し入った男は、女性従業員を人質にとって今も立てこもりを続けています。捜査関係者によりますと、男は会社関係者の名前を挙げて話をさせるよう要求しているということで、警察は説得を続けるとともに、詳しい状況や動機を調べています。
14日午後2時半ごろ、島根県出雲市にある運送会社「上田コールド」に刃物のようなものを持った男が押し入り、40代の女性従業員を人質にとって立てこもりました。
警察によりますと男は20代とみられ、女性従業員と一緒に2階の会議室にいますが、女性にけがはなく拘束もされていないということです。
2人は顔見知りではなく、男はこの会社と業務の取り引き関係はないとみられています。
複数の警察官が説得にあたっていて、捜査関係者によりますと、会社関係者の名前を挙げて話をさせるよう要求しているということです。
男は会議室を出たり入ったりしながら立てこもりを続け、一定の距離を保って警察官の話を聞いていますが、立てこもりをやめるよう求める説得に応じていないということです。
男は当初、正面玄関から会社に入り社内にいた従業員に対し、「立てこもりをしたいから外にでろ」と指示をしたということで、警察が詳しい状況や動機を調べています。
-- NHK NEWS WEB