全日空は、今の篠辺修社長が退任し、後任に平子裕志取締役執行役員が新たな社長に昇格する人事を発表しました。
全日空は16日に取締役会を開き、4月1日付で取締役執行役員の平子裕志氏を新しい社長に起用する人事を決定しました。
平子氏は59歳。昭和56年に全日空に入社し、営業推進本部の副本部長やニューヨーク支店長を経て、おととしから取締役執行役員を務めていました。
次期社長となる平子氏は記者会見し、「国際線事業を成長の柱として、海外での認知度を高めていきたい。格安航空会社との競合も激しくなってくるが、これまでの経験を生かし経営を率いていきたい」と抱負を述べました。
また、先月、新千歳空港で全日空機が滑走路から逸脱するなどトラブルが続いていることを踏まえて、「安全運航や定時性の向上など基本的なことをしっかりと達成していきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB