子どもが勉強やスポーツ活動に追われ、家族とふれあう時間が少なくなっているのではないかという指摘を受けて、松江市にある小学校が子どもに宿題を出さない「ノー宿題デー」を月に一度、設けることになりました。
「ノー宿題デー」は松江市の内中原小学校が今月から導入します。1年生から6年生までの全学年で毎月第3日曜日を「ノー宿題デー」と定め、休みの前の金曜日に宿題を一切出しません。
子どもが勉強や地域でのスポーツ活動に追われて家族とのふれあいの時間が少なくなっているのではないかという指摘を受けて学校とPTAが合意しました。
家族旅行の予定が立てやすくなったり、子どもたちが好きなことに打ち込めるようになったりすると期待されています。
この小学校は、3月までを試行期間と位置づけて実態や効果を調べたうえで、新学期以降の本格導入を目指すことにしています。
働く大人を対象にした「ノー残業デー」のように勉強や運動に追われる現代の子どもたちに「ノー宿題デー」が広がっていくのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB