この冬の雪不足を受けて、新潟県はスキー関連や除雪に当たる建設業者などを想定した、中小企業向けの緊急融資を金融機関と協力して始めました。
偏西風が蛇行している影響で、この冬は全国的に強い寒気が流れ込まず、豪雪地帯として知られる新潟県内に16ある観測点のうち、16日の夕方の時点で1センチ以上の積雪があるのは津南町、魚沼市の西名の2地点にとどまっています。
これを受けて新潟県は、中小企業向けの緊急融資を金融機関と協力して始めました。
融資は運転資金として最大3000万円、貸付期間は7年以内で県内の金融機関で申し込むことができます。
業種は特に限っていませんが、スキー関連や除雪にあたる建設業者などを想定していて、平成27年度に同じく緊急融資を行った際には、半数が建設業者だったということです。
さらに県道の除雪に当たる建設業者などに対しては、県が設定した時間よりも除雪車の稼働時間が少ない場合に支払われる「待機料」を前倒しで、一部支払う措置を取ることにしています。
-- NHK NEWS WEB