太平洋戦争中の「徴用」をめぐる韓国の裁判の原告の女性が、おととしの最高裁の判決後はじめて、被告の三菱重工業の担当者と都内で面会し、問題の解決に向けて話し合いに応じるよう求めました。
この裁判は、太平洋戦争中に「女子勤労てい身隊」として愛知県にあった軍需工場で過酷な労働を強いられたとして、韓国人女性やその遺族が三菱重工業に損害賠償を求めたもので、おととし11月、韓国の最高裁判所で企業側に賠償を命じた判決が確定しました。
この裁判の原告の1人で、韓国のクワンジュ(光州)市に住む、ヤン・クムドクさんは(90)は17日、東京 千代田区の三菱重工本社を訪れ、最高裁の判決後はじめて企業の担当者と面会しました。
原告側は問題の解決のため、日韓両国の学者や政界関係者、それに、経済界の関係者などで協議体を設けることを提案していて、ヤンさんは協議体への参加も含めて、話し合いに応じるよう企業側に求めました。
同席した日本の支援団体によりますと、面会は30分余りにおよんだということで、ヤンさんは「高齢でいつ命がつきるかわからない。1日も早く包括的に解決してほしい」と伝えたということです。
面会のあとヤンさんは「日本人の皆さんも企業に早く謝罪するように話してください」と話していました。
-- NHK NEWS WEB