東芝は17日、グループの半導体製造装置メーカー、ニューフレアテクノロジーを株式の公開買い付けによって完全子会社にする見通しになったと発表しました。ニューフレアに対しては、大手光学ガラスメーカーのHOYAも買収を目指す方針を示していましたが東芝に軍配が上がりました。
東芝は、親会社と子会社がともに株式を上場する「親子上場」の解消を進めて経営の一体化に取り組んでいますが、その一環としてニューフレアテクノロジーのTOB=株式の公開買い付けを実施しました。
その結果、東芝はニューフレアの株式の84.6%余りを取得し、完全子会社化できる見通しになったということです。
ニューフレアに対しては、先月大手光学ガラスメーカーのHOYAが敵対的買収に乗り出す方針を示していましたが、東芝の結果を受けて「今後、ニューフレアに対しては買収や協業などの可能性も探っていきたい。また、ほかの企業も視野に半導体事業の拡大に向けてさまざまな選択肢を広く考えていきたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB