経営再建を進めている東芝の子会社で架空取引が行われていたことが分かりました。売り上げが実際よりもおよそ200億円多く計上されていたと見られ、東芝ではグループ全体の業績への影響などについて調べています。
架空取引が確認されたのは川崎市に本社がある東芝の子会社「東芝ITサービス」です。
発表によりますと、去年11月、この子会社と他社との間で実在が疑わしい取引があるという外部からの指摘があり、社内調査を進めたところ架空取引が行われていたことが分かったということです。
これまでの調査では去年4月から9月までに架空の取引によって、売り上げが実際よりもおよそ200億円多く計上されていたということです。
また、架空取引は数年間にわたって、グループ以外の複数の企業が関係していたと見られるということで、引き続き調査を進めるとしています。
東芝では今年度の決算で架空取引による売り上げを取り消す方針で、グループ全体の業績への影響などについても調べています。
-- NHK NEWS WEB