大手菓子メーカーの「ロッテ」を創業した「ロッテホールディングス」の重光武雄名誉会長が19日、韓国・ソウルの病院で亡くなりました。韓国のロッテグループによりますと、98歳でした。
重光氏は、戦後まもない昭和22年にチューインガムの製造を始めて、翌23年に東京でロッテを創業しました。
ロッテは日本では菓子メーカー以外にもプロ野球「千葉ロッテマリーンズ」の球団を経営しているほか、重光氏のルーツである韓国では、昭和40年代以降に事業に乗り出し、ホテルをはじめ、テーマパークやデパート、それに化学などの事業を多角的に展開し、グループは韓国有数の財閥となっています。
重光氏は5年前に経営の一線から退きましたが、いまも持ち株会社の名誉会長のほか、球団のオーナーも務めていました。
ロッテホールディングスによりますと、重光氏は19日午後、ソウルの病院で亡くなりました。
韓国のロッテグループによりますと、98歳でした。
-- NHK NEWS WEB