株の投資セミナーの運営などを手がける東京 杉並区のイベント会社の代表らが、売り上げの一部を除外するなどの手口で6700万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
逮捕されたのは、セミナーやイベントの企画、運営を手がける東京 杉並区の合同会社「ゲンキ」の代表社員、林宣彦(54)容疑者ら2人です。
東京地検特捜部によりますと、林代表は、おととし3月までの3年間に、売り上げの一部を除外したり架空の経費を計上したりする手口で、およそ2億8000万円の所得を隠し、およそ6700万円を脱税したとして法人税法違反の疑いが持たれています。
関係者によりますと、この会社は個人のトレーダーを講師に株の投資セミナーを開くなどして売り上げを伸ばしていたということです。
特捜部と東京国税局は今後、資金の流れの解明を進めるものとみられます。
特捜部は、林代表らの認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB