来月1日の就職説明会の解禁を前に、企業で仕事を体験するインターンシップに参加するなど、大学生の就職活動に向けた動きが活発になっています。
東京・千代田区の法政大学では、前の年の1.7倍にあたる700社余りの企業からインターンシップの案内があり、多くの学生が参加しています。
今月だけで3社のインターンシップに参加するという3年生の女子学生は「かなりハードなスケジュールですが、企業や自分のやりたいことを知るためにも、インターンシップは重要だと思います」と話していました。
人材サービス会社のリクルートキャリアによりますと、大学3年生などを対象にインターンシップを行った企業は6割以上に上っているということです。
初めてインターンシップを行ったという東京・渋谷区の中古トラックの販売会社では、学生に人事の採用担当者の役割を体験してもらっていて、今後の就職活動に役立つと、ほかの業界を志望している学生も参加しています。
マスコミ業界が志望だという3年生の女子大学生は「ほかの会社のインターンシップにはない内容なので、参加しました。会社の雰囲気もよくわかったし、今後も、おもしろいインターンシップには参加したい」と話していました。
この会社の宮田知典取締役は「インターンシップで会社のカラーやビジョンを知ってもらい、社風に納得してもらえる人に来てもらいたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB