育児休業を取得した男性のうち家事や育児に十分な時間を割いていない「とるだけ育休」が3割に上るという調査結果を母親向けの情報発信をしている会社が公表し、育児などへの向き合い方を事前に夫婦で話し合う必要があると呼びかけました。
スマートフォンのアプリで母親向けの情報発信をしている会社などが1人以上子どもがいる母親を対象に行った調査によりますと、回答したおよそ4000人のうち夫が育児休業を取得した人はおよそ500人でした。
育児休業を取得した夫が1日にどのくらいの時間育児や家事に費やしたか聞いたところ、8時間を超えると答えた人が20%だった一方、2時間以下が32%と3人に1人に上りました。
また、自由記述では「夫はだらだらしていて家のことは結局自分(妻)がやっていた」とか、「4日しかない育休の日程を夫が自分の都合で決めて、そのうち何日かは遊びに使っていた」などと夫への不満を訴える回答が複数寄せられたということです。
一方、満足している人の回答を分析すると家事や育児の負担の分散ができているかや休む期間が十分かどうかなどが満足度に関わっていることが分かったということです。
-- NHK NEWS WEB