新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増加していることを受けて、成田空港と中国の武漢を結ぶ直行便を運航している春秋航空日本は、すべての乗務員がマスクと手袋を着用するなどとした感染予防対策を徹底することになりました。
成田空港を拠点とするLCC=格安航空会社の春秋航空日本は、成田と中国の湖北省武漢を結ぶ直行便を週に往復3便、運行しています。
武漢を中心に新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増加していることを受けて、機内などでの感染予防対策を徹底することになりました。
この便の乗務員については、全員がマスクや手袋を着用して接客などを行うほか、マスクを持っていない乗客に対しては無料で配布します。
また、機内でせきや発熱などの症状がある乗客に対してはマスクの着用を要請し、空港への到着前に検疫に連絡して迅速に対応するための態勢を整えるということです。
一方で、来月29日までの成田と武漢を結ぶ便をすでに予約している人に対しては、キャンセルや日程の変更を無料で受け付けることにしました。
春秋航空日本は、「今後の状況によって柔軟に対応し、乗客や乗務員の感染予防に努めたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB