ことし4月からの年金支給額は2年連続で引き上げられるものの、将来の年金を確保するため、物価や賃金の上昇よりも低く抑える「マクロ経済スライド」が2年続けて発動され、伸び率は0.2%に抑制されることになりました。
年金の支給額は、物価や賃金の変動に応じて毎年、改定されることになっていて、厚生労働省は24日、ことし4月からの公的年金の支給額を発表しました。
それによりますと、去年1年間で物価水準は0.5%、賃金水準は0.3%それぞれ上昇しました。
物価の伸びが賃金の伸びを上回る場合、賃金の伸び率に合わせて改定することになっていて、年金支給額は本来0.3%の引き上げになります。
-- NHK NEWS WEB