三菱自動車工業のディーゼル車をめぐり、排ガス試験で不正な操作が行われていた疑いがあるとしてドイツの捜査当局が関係先を捜索したことを受けて、赤羽国土交通大臣は日本国内で販売しているディーゼル車に問題がないかどうか、今月末までに報告を行うよう会社に指示したことを明らかにしました。
ドイツの捜査当局は三菱自動車のディーゼル車をめぐって排ガス試験で不正な操作が行われていた疑いがあるとして、ドイツ国内にある関連施設や取引先などを捜索しました。
これを受けて赤羽国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で、不正が疑われているエンジンシステムを搭載している車両が日本国内で販売されているかどうかや、国内で販売しているディーゼル車のエンジンシステムに問題がないかどうか、今月末までに報告を行うよう会社に指示したことを明らかにしました。
そのうえで赤羽大臣は「ドイツ当局と連携して事実関係の把握に努めるとともに、三菱自動車からの報告などを踏まえ適切に対応していく」と述べました。
-- NHK NEWS WEB