科学雑誌「Newton」を発行している東京の出版社の元社長ら2人が定期購読者に対し「タブレットを使った教材の開発に出資すれば確実にもうかる」などと持ちかけて違法に金を集めていたとして、出資法違反の疑いで逮捕されました。警察によりますと、元社長は「お金を借りただけ」と容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは東京・渋谷区の出版社「ニュートンプレス」で去年12月まで社長を務めた高森圭介容疑者ら(77)2人です。
警察によりますと高森元社長らは、社長当時のおととし3月にかけ、島根県などの3人の定期購読者に会社の名前のパンフレットを送り「タブレットを使った小中学生向けの理科の教材の開発に出資すれば元本を保証して年に5%の利息を支払い確実にもうかる」などと持ちかけて、1200万円を違法に集めたとして、出資法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、調べに対し、高森元社長は「お金を借りただけ」と容疑を否認しているということです。
ニュートンプレスは、科学雑誌「Newton」を発行していて、警察は2人がほかにも全国の購読者などおよそ300人から7億円を集めていたと見て詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB