23日夜、愛媛県宇和島市で、64歳の男性が飼育している闘牛用の牛の近くで死亡しているのが見つかり、警察は、牛に襲われた可能性もあるとみて詳しく調べています。
23日午後7時ごろ、宇和島市津島町増穂の山の中で、近くに住む会社員、三曳孔文さん(64)が倒れているのを知人が見つけました。
三曳さんは、すぐに市内の病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
現場は、闘牛用の牛を訓練するのに使われている場所で、警察によりますと、近くには三曳さんが飼っている重さおよそ900キロのオスの牛が綱でつながれた状態で見つかったということです。
警察は、三曳さんの体に骨折などのけががあることや現場の状況から、訓練中に牛に襲われた可能性があるとみて亡くなった原因などを詳しく調べています。
宇和島市は古くから闘牛が盛んな地域で、1年に5回ほどの大会も開かれ、三曳さんはベテランの牛主だったということです。
-- NHK NEWS WEB