16日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領の経済政策への期待などを背景に、買い注文が出て、ダウ平均株価は6営業日連続で最高値を更新しました。
16日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領の経済政策への期待などを背景に、製造業の景気の見方に関する指数が市場の予想を上回ったことなどから買い注文が出ました。
このため、ダウ平均株価は2万639ドルをつけ、6営業日連続で取り引き時間中の最高値を更新しました。
その後は、高値が続く警戒感から売り注文も出ましたが、前日より7ドル91セント高い2万619ドル77セントで取り引きを終え、終値でも最高値を更新しました。
トランプ大統領は、16日の取り引きが始まる前にツイッターに投稿し、「株式市場は最高値を更新していて、税制改革の発表の前でさえ自信と楽観が強まっている」と書き込み、株価の上昇をアピールしました。
市場関係者は「好調な経済指標が続いていることから、企業、消費者、双方とも景気の先行きに前向きになっている。ただトランプ大統領の経済政策の具体的な内容が明らかになっていないことから、さらに買い注文を出すことに慎重な投資家も多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB