週明け27日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済も深刻な影響を受けるのではないかという見方から、ダウ平均株価は、先週末に比べて、450ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
週明け27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて453ドル93セント安い、2万8535ドル80セントでした。
ダウ平均株価は、これで5日連続の値下がりで、453ドルの値下がりは、去年10月2日以来で、ことし最大の下げ幅となりました。
この日は、大きく下落した東京やヨーロッパ市場の流れを受けて、ダウ平均株価は、先週末に比べて540ドルを超える値下がりで取り引きが始まりました。
その後は、いくぶん買い戻しの動きも出ましたが、ITや娯楽、アパレルなど、中国経済とつながりが強いとされる銘柄を中心に売り注文が集まりました。
また、外国為替市場でもドルを売って円を買う動きが出て円相場は、1ドル=108円台まで円高ドル安が進みました。
市場関係者は「株安の一方で、債券や金が買われるなど、当面のリスクを避けようという動きが強まった。28日以降、アップルなどIT大手の決算発表が続くことから、取り引きを手控えた投資家もいた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB