27日、兵庫県西宮市の山中で男性の遺体が見つかり、今月22日以降連絡が取れなくなっていた大阪の会社社長と確認されました。警察は、遺体を遺棄したとして下請け業者の男を逮捕し、詳しいいきさつを捜査しています。調べに対し男は、容疑を否認しているということです。
遺体で見つかったのは大阪 西成区の塗装会社社長、馬場裕輔さん(41)で、今月22日の夜に妻に帰宅を告げて以降、連絡が取れなくなっていました。
届け出を受けた警察が捜査を進めた結果、大阪 住之江区にある馬場さんの会社の前で血の痕が見つかったうえ、付近の防犯カメラに、当日の夜不審な銀色の軽乗用車がとまっている様子が写っていたということです。
そして、軽乗用車が兵庫県西宮市の山中に向かったことを突き止め、周囲を捜索したところシートがかけられた男性の遺体が見つかり、馬場さんと確認されました。
この事件で警察は、軽乗用車をふだん使っていた住之江区の塗装業、国本有樹容疑者(34)を27日夜、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
調べに対し、「知らない」などと容疑を否認しているということです。
国本容疑者は、馬場さんの会社の下請けをしていて、借金があったという情報もあるということで、警察は殺人の疑いも視野に捜査しています。
-- NHK NEWS WEB