新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国内で中国人旅行者の宿泊予約のキャンセルが相次いでいることから、観光庁は全国的な状況について調査を行うことになりました。
中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、中国の旅行会社は27日から当面、日本を含む海外への団体旅行を中止することになり、国内のホテルや旅館では中国人旅行者のキャンセルが相次いでいます。
このため観光庁は、ホテルや旅館でつくる業界団体を通じて、全国的なキャンセル状況を調べることになりました。
国土交通省は、今回の春節の期間中に旅客機でおよそ40万人、クルーズ船でおよそ3万5000人の中国人が日本を訪れるという見通しを示していましたが、中国人旅行者のうち団体旅行の利用者は3割程度を占めているため、ホテル・旅館業への影響が懸念されています。
-- NHK NEWS WEB