大手ドラッグストアチェーンの子会社に対し、大学病院の近くに調剤薬局を出店できるとうそを言って、保証金の名目で2億円をだまし取ったとして、69歳の男ら2人が警視庁に逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも東京 板橋区の職業不詳、安藤季賢容疑者(69)と山本英一容疑者(54)です。
警視庁によりますと、安藤容疑者らは平成26年から27年にかけて、大手ドラッグストアチェーンの子会社に対し、板橋区にある日本大学の付属病院の敷地内にクリニックモールを建設する計画があり、そこで調剤薬局を出店できるとうその話を持ちかけ、保証金の名目で2億円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
安藤容疑者らは日本大学に深いつながりがあると言って信じ込ませようとしていたということです。
2億円を振り込んだあと、およそ3年たっても実際の出店が進まなかったため、ドラッグストアチェーン側が警視庁に相談していました。
調べに対し、安藤容疑者らは「クリニックモールは作り、出店してもらうつもりだった。だましてはいない」と供述し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB