新型のコロナウイルスの感染拡大の影響で、中国では大手の飲食チェーンなどでも、臨時に店舗を休業する動きが相次いでいます。
このうち、アメリカの大手コーヒーチェーン、スターバックスは28日に行った決算会見の中で、中国全土にあるおよそ4300の店舗のうち、半数以上の営業を見合わせていることを明らかにしました。
北京市内の商業施設にあるスターバックスの店舗には人けは全くなく、入り口のガラス戸に「病気の発生を抑えるため、しばらく営業を見合わせます」という通知が貼られていました。
また、中国でおよそ600店舗を展開する大手の火鍋のチェーン店も、中国国内のすべての店舗で1月末まで営業を取りやめているほか、旧正月、春節の連休中も24時間営業をする予定だった大手のレストランチェーンでも臨時に休業するところが出ています。
中国の春節の連休は消費が最も盛り上がる時期で、去年は期間中の小売業や飲食業の売り上げが1兆元余り日本円でおよそ16兆円にのぼりましたが、ことしは新型のコロナウイルスの感染拡大が消費にも影を落としています。
-- NHK NEWS WEB