17日午後、千葉県横芝光町にある金属加工会社の工場で爆発が起きて炎上し、従業員の男女3人がやけどなどの大けがをしました。警察と消防が詳しい状況を調べています。
17日午後2時前、千葉県横芝光町長山台にある金属加工会社「放電精密加工研究所」の成田事業所の工場で、「爆発が起きてけが人が出ている」と消防に通報がありました。
警察などによりますと、工場の「塗装ブース」と呼ばれる付近で爆発が起きて炎上したということです。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、この事故で、塗装ブース付近で作業をしていた従業員の30代の男性2人と60代の女性1人の合わせて3人が、やけどなどの大けがをしました。
会社によりますと、この工場では航空機や自動車の部品の金属加工などを行っているということです。
警察によりますと、当時、塗装ブースではトラックの部品の塗装作業をしていて、事業所にいたほかの従業員13人は外に避難したということです。
工場の近くにある会社に勤めている60代の男性は、「ドーンという音を聞いて外に出たら、黒っぽい煙が上がっていました。担架で運ばれて救急車に乗せられた人もいました」と話していました。
現場はJR横芝駅から北西におよそ5キロ離れた工業団地の一角で、警察と消防が当時の詳しい状況や爆発が起きた原因を調べています。
放電精密加工研究所は「ご迷惑をかけて大変申し訳ありません。なぜこのようなことが起きたのか、調査を急ぎたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB