地球温暖化対策を求める若者の運動を世界的に広げたスウェーデンの17歳の活動家、グレタ・トゥーンベリさんが、自分の名前の「グレタ」や運動の名称が勝手に商業目的で利用されているとして、これを防ぐため商標登録を申請したことを明らかにしました。
グレタさんは29日、インスタグラムで声明を出し、自分の名前の「グレタ」や温暖化対策を求める若者たちの運動の名称「Fridays For Future」が勝手に商品の販売やPRなどに利用されていると訴えました。
そのうえでグレタさんは商標登録に言及し、「私や運動の参加者は商標に全く関心がないですが残念ながらやらなければなりません」と述べて、自分の名前や運動の名称の商標登録を申請したことを明らかにしました。
グレタさんは今月スイスで開かれた世界の政財界のリーダーが集まる「ダボス会議」に招かれるなど、その言動は世界的にも注目されています。
グレタさんは商標登録を通じて温暖化対策を求める自分たちの運動が本来の趣旨とは異なるかたちで企業などに利用されるのを防ぎ「運動やその活動を守りたい」としています。
-- NHK NEWS WEB