シャープは、中国の大手スマートフォンメーカー、「OPPO」の製品が、無線通信=「Wi−Fi」に関する特許を侵害しているとして、30日に東京地方裁判所に、対象となる5つのスマホの販売停止を求める訴えを起こしました。
シャープが訴えたのは、中国のスマホメーカー「OPPO」が、日本国内で販売する高性能カメラが特徴の「Reno A」など5つのスマホです。
シャープがもつWi−Fiに関する技術の特許を「OPPO」側が侵害しているとして、日本国内で製品の販売を停止するよう求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
「OPPO」は「ファーウェイ」などと並ぶ出荷台数で、世界でもトップ10に入る大手のスマホメーカーで、おととし2月から日本市場に参入しました。
スマホは技術が高度になっており、メーカー各社が保有する特許を互いに契約を結んで利用するのが一般的ですが、シャープによりますと、今回は「OPPO」側と交渉をまとめることが困難になったため、訴訟に踏み切ったということです。
訴えについて、オッポジャパンは「訴状の内容が確認ができていないのでコメントは差し控える」としています。
-- NHK NEWS WEB